2024年(令和6年)滋賀県の外国人人口調査結果

滋賀県が調査している、毎年12月末現在の滋賀県内市町の住民基本台帳に基づく外国人住民数および国籍に関する調査結果をもとに、当協会がグラフ化したデータをHPで公開しました。

1. 外国人人口の増加

  • 2024年12月31日時点の外国人人口は 41,475人(前年より2,109人増加、+5.3%)。
  • 調査開始以来初めて 4万人を突破、3年連続で過去最多を更新。
  • 総人口に占める割合は2.95%(前年2.79%)で、約34人に1人が外国人

2. 市町別の特徴

  • 湖南市(7.42%)が最も外国人比率が高い。
  • 次いで、愛荘町(5.65%)、甲賀市(5.40%)

3. 国籍別の構成

  • ベトナム(10,742人、25.9%)が最多で、初めて1万人を突破。
  • 次いで、ブラジル(8,954人、21.6%)、中国(4,555人、11.0%)
  • 対前年比で増加が大きい国籍
    • ベトナム(+1,157人)
    • インドネシア(+591人)
    • ミャンマー(+456人)

4. 在留資格の内訳

  • 「永住者」(10,662人)が最多。
  • 次いで、「技能実習」(6,575人)、「技術・人文知識・国際業務」(4,909人)、「定住者」(4,696人)。
  • 特に、技能実習生が大幅に増加(+832人)

5. 年齢別の特徴

  • 25~29歳(7,353人、17.7%)が最多。
  • 次いで、20~24歳(6,298人、15.2%)、30~34歳(5,728人、13.8%)
  • 若年層(20~30代)が全体の約半数を占める

6. 変化と留意点

  • 外国人人口は引き続き増加し、特に 技能実習生と若年層の割合が高まる傾向
  • ベトナム国籍者が急増し、1万人を突破
  • 湖南・甲賀地域で外国人比率が高まる傾向